*デュオ・ベティ―ズ結成*

フランス、カンブレ音楽院でジュリアン・プティの元共に学んだ二人のサクソフォニスト大西智氏と塙美里が「デュオ・ベティーズ」を結成。「ベティ―ズ」の由来はカンブレ地方の銘菓Bêtise de Cambraiから命名された。これからの活動にご期待下さい!

 

Duo Betises デュオ・ベティ―ズ

duo Betise
duo Betise

幸せな時間

4、5月は幸運な事に私の大好きなピアニスト軍が続々と来日する。ルビャンツェフ、インゴルフ、ダニイル、ロマノフスキー、翌月は、ボジァノフ、その又翌月はルーカスと本当に凄い豪華フルコース。なるべくこの機会に足を運びたいが何せここは日本。。。少々お値段が張る・・・!フランスなら学生は無料か6、7ユーロ。一般はせいぜい20ユーロ程。ここは東京、リサイタルは3000円から。この有名レベルとなると4000、5000円と上には上がある。でも、やっぱりそれでも買ってしまうのはその心地よい音楽を聴きたいが為だ。

 

聴いてきた順番にレポート。

アレクサンダー・ルビャンツェフ ピアノリサイタル

【公演日】
2012年4月10日(火)18:30開演 日経ホール


【演奏曲目】
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 作品110
ラフマニノフ:エチュード「音の絵」 作品39-7◎
ショパン:ノクターン 第13番 ハ短調 作品48-1
リスト:メフィスト・ワルツ 第1番 「村の居酒屋での踊り」 S.514◎
スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第5番 嬰ヘ長調 作品53◎
ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58◎
◎チャイコフスキー国際コンクール演奏曲

 

日経ホールは初めての経験。品があり良いホールでした。

この日はスタイン・ウェイでした。

この人はどうしてこう弾いてしまうの?と意外性があり過ぎて(特にショパン)笑ってしまうくらいなのに、なぜか引き付けられてしまう。そこが魅力的です。

 

http://alex-lubyantsev.com/index.php

彼のサイトがオープンしました。ご覧ください。

CDも発売。勿論購入しましたが彼自身が作曲している曲が入っているのが良いですね。

ルビヤンの「日曜日」ってそういうイメージなんだ。笑

ってロシアの田舎を思い起こさせるようなそんな音楽を奏でてくれます。

CDのジャケットのデザインは自分で考えたからそこにはサインしたくないんだ。と言っていました。笑

昔はエッフェル塔の下で野宿した事があるそうです。

今は自分の身の為にそういう事は辞めたそうです。笑

すごく小さなよわよわしい声で「ありがとう~・・・」と言ってしました。ふにゃふにゃした人です。繊細な変態なんだな。

 

 

サイン会の様子。とても嬉しそう。
サイン会の様子。とても嬉しそう。

インゴルフ・ヴンダー ピアノリサイタル

4月19日

フィリアホール


  ープログラムー
  ショパン:ノクターン第3番 ロ長調 op.9-3
        ピアノソナタ第3番 ロ短調 op.58
        4つのマズルカ op.24
        ワルツ第2番 変イ長調 op.34-1
        ボレロ ハ長調 op.19
        アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 op.22


ヴンダーの特徴はその温かな音色と音楽性にある。中音域から低音にかけての音質のふくよかさは又低音のルーカスとは違った響き。踏みっぱなしのダニールとは間逆でペダルは細かく踏みわける。一音一音にヴンダーの歌が聞こえてくる。これこそ私の一番大事にしている音楽の表現だ。多分不器用とは言えここまでやってきた持ち前のまじめさと堅実な姿勢と人間味溢れる姿に心を打たれる人は少なくないはず。今夜も多くの人の心をぽかぽかにさせてくれたであろう。

終演後のサイン会もにこにこと親切に、本当に微笑ましい様子だった。

こうあるべき演奏家の本当の姿。

アンコールのスクリャービンには本当に興奮した。

 

優しい心のインゴルフ
優しい心のインゴルフ

今日のプログラムノートに印象に残る言葉があったので少し書きとめておきます。

ヴンダーの言葉で「いまはひとつひとつの作品の内なる部分に迫り、作曲家の意図に忠実に自分が自然に感じるままを表現するようにしています。」

「自分に何が足りないかを探求し、ポーランドのアダム・ハラシェビチに師事してショパンの魂に触れる奏法も習得」

「ステージに登場したときから、最初の一音から、ヴンダーの個性と存在感は際立つ。決して気追わず、気取らず、常に自然体で、一時代前の巨匠のような風格をただよわせるヴンダー。」

 

本当に素晴らしい。

 

さて明日はレ・ヴァン・フランセ!どんな夢の世界が待ち受けてるのかとても楽しみ。

フランスの風を思い切り感じてこよう。