*デュオ・ベティ―ズ結成*

フランス、カンブレ音楽院でジュリアン・プティの元共に学んだ二人のサクソフォニスト大西智氏と塙美里が「デュオ・ベティーズ」を結成。「ベティ―ズ」の由来はカンブレ地方の銘菓Bêtise de Cambraiから命名された。これからの活動にご期待下さい!

 

Duo Betises デュオ・ベティ―ズ

duo Betise
duo Betise

リサイタル後記

先日は塙美里サクソフォンリサイタルに沢山のお客様にお越し頂きありがとうございました。

お陰さまで満員御礼。

当日は10年ぶりに再会した中・高の同級生、留学前以来の大学の同級生、先輩、等、私の支えとなってくれた方達にお会いする事が出来ました。

それから最近から親しくさせて頂いているダニイル君のファンクラブ会長さんの園美さん、イラストレーターのまりこさん、ファチオリのアレク社長さん、ライターさんの高坂さん、にもお会いしてお話させて頂く事が出来ました。

聴きにいらして下さった方はおわかりになると思いますが今回の仙川アヴェニュー、何よりもピアノとあの空間の響きに特徴があり、私はそれが大好きなのです。お客様との一体感も味わえ石造りの安藤忠雄さん設計の素敵な建物。ファチオリの温かい音色と共にリサイタルを出来たらどんなに幸せだろう。と一年前から願っていた夢がやっとかなったわけです。

しかも、運命的に1/13という日は2011年にダニイル君が仙川アヴェニューでデビューリサイタルをした日です。

今回、御縁があってダニイル君の曲を演奏させて頂いたのですがなんとも言えない至福の時間でした。

 

当日の事をざっと。

まずホール入りしたのが15:00からという時間の無い中、スタッフの方々、洗足の同級生の兼田さん、後輩の藤井君、譜めくりの高橋さん、本当に良くやって下さいました。

ダンサーの佐々木さんとはこの当日が実は初対面。まずはスペインのリハで確実に自分のイメージをお伝えしなければいけないと思い、直ぐにクレズマーから開始。

その後、ピアニストの酒井さんとざっと全曲確認するものの、口の痛さと精神的な緊張であまりすっきりせず。17:00過。廿楽さんと和田先生が到着され、音響チェックをして頂く事に。

廿楽さんが「このピアノも空間もとても温かい音がするからそれに身を任せば良いんだよ。」という言葉に一瞬にして救われました。それまでがちがちに力んでいた自分が嘘のように・・・。

 

照明の調整も私もイメージを藤井君にお伝えしたものの、何しろ一人ではとても大変で・・・。でも本当にしっかり者の彼ならではの完璧な仕事ぶりに感動しました。本当にありがとう。

 

さていよいよ開場、開演。はっきり言ってこのリサイタルの構想は二年前程から考えていた事。本格的には一年前から動いていた。練り直しては破棄し、ジュリアンも一生懸命に助けてくれていました。それをやっと皆さまの前にお披露目出来るのですからこんなにうれしい事は無いのだと気持ちを切り替えました。というのも、もっともっとこうしたいと上を目指す自分が勝りリサイタル直前まで本当の自己嫌悪状態だったからです。こんなんじゃ、舞台に上がる資格ない。と思い過ぎてなんだら意味のわからない状態だったのですが・・・

留学仲間からの言葉やフランスの友達からのメッセージにどれだけ支えられた事か。

「はっきり言って何も心配してないよ」「きっと良いリサイタルになるでしょう」「ねえ、今の自分を否定したらジュリアンと勉強した日々を否定するのと同じような事。ジュリアンと勉強した事は誰にも胸はって言える事でしょ?」「やっと、そのソプラノを皆に聴いてもらえる時が来たね!」

 

さあて、楽しい音楽の時間の始まりだ。

ストラビンスキーのプルチネルラ。

小人が踊る踊る、森の精も飛び出す!

トリフォの変態の国へ~。

クレズマーの即興で始まり、スパーニッシュダンスでフィニッシュはお客様にブーケトス!

 

後半、リャードフのメランコリックな旋律で開幕。それに続きカバレフスキー、ドボルザークと土臭い音楽。最後にはグリンカでアンコールにはバラ色の人生。

バラ色の人生は小学3年の頃オードリー・ヘップバーンの麗しのサブリナを観て以来大好きな曲。パリのメトロで小学生くらいのの子供が口ずさんでいるのを聴いて、文化の違いを体感したっけ。

 

 

思えば私はその小学三年の頃初めてパリを意識した。

映像に出てくるパリの風景、フランス語、それから勿論オードリーにも夢中になりオードリーの映画は全て観た。今思えばマセていた子どもだったのかもしれない?けど、女子は子供の頃から皆そういう気持ちを持っていると思う。

ぼんやりといつかあの映画の中の街に行ってみたいなぁ~と。実際住んで、あの頃のイメージとはそれはそれは全く違う訳で...

最後、アンコール二曲目にはバッハのガボットを。これはダニイル君がよくアンコールで弾いている曲です。沢山盗んでみました。

 

こうして文章にしても伝えきれないです。

実際に聴きに来て頂いた方からのアンケートのメッセージ、お手紙、メール、何度も何度も読ませて頂いてこれが活力になります。

涙を流しておられる方もいらっしゃいました。

 

最後に、本当にありがとうございました。

持つべきものは本当の友達、先輩、先生・・・