木
26
4月
2012
| [日時] | 2012年4月23日(月)19時開演 サントリーホール ~リサイタル公演~ |
| 7:00p.m. Monday, April 23 at Suntory Hall | |
| 2012年4月27日(金)19時開演 サントリーホール ~オーケストラ公演~ | |
| 7:00p.m. Friday, April 27 at Suntory Hall | |
| [出演] |
第14回チャイコフスキー国際コンクール優勝者(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ) ⅩⅣInternational Tchaikovsky Competition Winners' ダニール・トリフォノフ Daniil Trifonov 【グランプリ、ピアノ部門第1位、聴衆賞】 セルゲイ・ドガージン Sergey Dogadin 【ヴァイオリン部門最高位(1位なし)、聴衆賞】 ナレク・アフナジャリャン Narek Hakhnazaryan 【チェロ部門第1位、聴衆賞】 アンドレイ・ヤコヴレフ Andrey Yakovlev (指揮 / Conductor) 【4/27出演】 モスクワ交響楽団 The Moscow Symphony Orchestra 【4/27出演】 |
| [主催] | ジャパン・アーツ |
| [後援] |
ロシア連邦大使館 2012年4月23日(月)19時開演 サントリーホール 【セルゲイ・ドガージン (ヴァイオリン) & ダニール・トリフォノフ (ピアノ) 】 Sergei Dogadin (Violin) & Daniil Trifonov (Piano) チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出 Op.42 1.メロディ 変ホ長調 2.瞑想曲 ニ短調 Tchaikovsky: Souvenir d' un lieu cher, Op. 42 I.. Melodie II.. Meditation チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ Op.34 Tchaikovsky: Waltz-Scherzo Oop.34 【ナレク・アフナジャリャン (チェロ) & ダニール・トリフォノフ (ピアノ) 】 Narek Hakhnazaryan (Cello) & Daniil Trifonov (Piano) シューマン:幻想小曲集 Op.73 Schumann: Fantasiestucke Op.73 ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34 Rachmaninov: Vocalise Op.34 パガニーニ: ロッシーニのオペラ「モーゼ」の主題による変奏曲 Paganini: Variation on Theme from Rossini's "Moses" - - - - - - - - - - - 【ダニール・トリフォノフ (ピアノ) 】 Daniil Trifonov (Piano) ドビュッシー:「映像」第一集 (全曲) Debussy: Images, Book 1 ショパン:12の練習曲 Op.10 Chopin: 12 Etudes Op.10 ~オーケストラ公演~ 2012年4月27日(金) 19時開演 サントリーホール モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K.216 (セルゲイ・ドガージン(Vn)) Mozart: Violin Concerto No.3 in G major, K.216 <Dogadin(Vn)>
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104 <ナレク・アフナジャリャン(Vc)> |
明日はオーケストラとのコンチェルト公演を控えているがソロ&デュオリサイタルを聴いての感想を書きます。
なかなか言葉にするのは本当に難しく、もし言葉にしていまったらそれはそれで勿体無い気がして・・・でも伝えたい思いで書きます。
チャイコフスキーをドガーシンと奏で始めた時から既にトリフォノフワールド。
勿論ドガーシン、素晴らしいのですがトリフォノフがあのショパンコンクールで使用したファツィオリそのものを弾き、会場にいる誰もがその音色に心を奪われたに違いない。
いかにも高級な雫がこぼれ落ちるその音は時に甘く、切なく、何度も溜息がこぼれました。トリフォノフのタッチは特に指の腹を使って弾くいかにもなでるように。実際もの凄く基礎技術が無いと出来ないのですが(なぜなら支えがないから)、それはサクソフォンの息遣いでも同じような事なのです。ドビュッシーがどうの、ショパンがどうの、とかでは無い。全てトリフォノフ作曲になってしまって初めて聴いた曲にしか思えない程。
昨年の今頃、ルービンシュタイン後、イタリアのフェラーラに一人トリフォノフのコンサートを聴きに出かけて行った事を思い出す。その時から明らかに目の前の青年は進化していた。
このコンサートは感動しただの凄かっただの、そういう言葉でかたずけれるものでは無い気がした。聴いた後魂が抜けた。とでも言えば良いのか?
はっきり言って翌日の頭痛は半端無かったし、ぼーっとすれば気がつくとトリフォノフの音楽が登場して抜けてくれない。幻覚を見そうな勢いで。
どこに、そしてどこまで飛んで行くのか興味があるけれど、なんだか恐ろしい。
この青年21歳にしてこの空気感・・・。
大丈夫かな?
聴いているわたしたちは幸せすぎて怖い。そんな気もするから。
コンサート後の私の足取りはとても軽く駆け足で自宅に走って帰った。
ただひたすら走りたい気持ちでいっぱいだった。
日本滞在中沢山、好きなお寿司を食べて下さい。
さて、こちらも明日も体力消耗覚悟でサントリーホールへ向かうしか無い。
木
19
4月
2012
4、5月は幸運な事に私の大好きなピアニスト軍が続々と来日する。ルビャンツェフ、インゴルフ、ダニイル、ロマノフスキー、翌月は、ボジァノフ、その又翌月はルーカスと本当に凄い豪華フルコース。なるべくこの機会に足を運びたいが何せここは日本。。。少々お値段が張る・・・!フランスなら学生は無料か6、7ユーロ。一般はせいぜい20ユーロ程。ここは東京、リサイタルは3000円から。この有名レベルとなると4000、5000円と上には上がある。でも、やっぱりそれでも買ってしまうのはその心地よい音楽を聴きたいが為だ。
聴いてきた順番にレポート。
アレクサンダー・ルビャンツェフ ピアノリサイタル
【公演日】
2012年4月10日(火)18:30開演 日経ホール
【演奏曲目】
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 作品110
ラフマニノフ:エチュード「音の絵」 作品39-7◎
ショパン:ノクターン 第13番 ハ短調 作品48-1
リスト:メフィスト・ワルツ 第1番 「村の居酒屋での踊り」 S.514◎
スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第5番 嬰ヘ長調 作品53◎
ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58◎
◎チャイコフスキー国際コンクール演奏曲
日経ホールは初めての経験。品があり良いホールでした。
この日はスタイン・ウェイでした。
この人はどうしてこう弾いてしまうの?と意外性があり過ぎて(特にショパン)笑ってしまうくらいなのに、なぜか引き付けられてしまう。そこが魅力的です。
http://alex-lubyantsev.com/index.php
彼のサイトがオープンしました。ご覧ください。
CDも発売。勿論購入しましたが彼自身が作曲している曲が入っているのが良いですね。
ルビヤンの「日曜日」ってそういうイメージなんだ。笑
ってロシアの田舎を思い起こさせるようなそんな音楽を奏でてくれます。
CDのジャケットのデザインは自分で考えたからそこにはサインしたくないんだ。と言っていました。笑
昔はエッフェル塔の下で野宿した事があるそうです。
今は自分の身の為にそういう事は辞めたそうです。笑
すごく小さなよわよわしい声で「ありがとう~・・・」と言ってしました。ふにゃふにゃした人です。繊細な変態なんだな。
金
30
3月
2012
今回お願いさせて頂いた木米真理恵さんは、現在ポーランドのワルシャワ音楽院に在学中の若き才能溢れるピアニストさんです。
高校を卒業された後すぐにワルシャワに渡り4年間の留学生活を送られています。
昔から彼女のブログを覗いていたので勝手に知った気になっていましたが、ブログではとても可愛い女の子キャラクターですが実際お会いしてみると勿論当然可愛いのですがそれ以上にしっかり者屋さんで頑張り屋さんで、意思が強く、私はすっかりお気に入りのピアニストちゃんになってしまったのでした。
合わせの回数も少ない中、わざわざ合わせをする為に大阪の伊丹の自衛隊まで弾きに来てくれました。水戸に来る時はスーパーひたちの思わぬハプニングに見舞われ・・・笑
(荷物棚にドレスと楽譜を置き忘れてしまい、お母様が、いわきまでの旅へ~)
真理恵さんの存在が私たちにとってどんなに大きかったかは言い表す事が出来ません。
今回、後半の一曲目に(毎回リサイタルをする時にはピアニストの方に一曲だけソロを弾いて頂いております。)弾いて頂いた「愛の喜び」は私たちがこのリサイタルで婚約発表をする事とは関係なく選曲されたと思うのですが偶然タイミングが良かったです。
「愛の喜び」はお客様の反応もかなりの盛り上がりで、アンケートには思わず笑ってしまうような微笑ましいコメントも。
私達3人ともお世話になっております、カメラマンの井村さんも東京から駆けつけて下さいました。
本当にありがとうございます。
真理恵ちゃんからはポーランドのお土産にポーランド食器を頂きました。
手作りのその器からは温かいポーランドの風情が感じられます。
彼女の「お二人で遣って下さい」とのお言葉にじんわりしました。
金
23
3月
2012
前回の1月のリサイタルからまるまる空けてしまい失礼致しました。
ページをリニューアルしてからと言うものご覧になって下さる方が増え気が引き締まる思いです。
さて、先日3月18日(日)冷たい雨の降りしきる中、茨城県水戸芸術館において無事、塙美里サクソフォンリサイタル室内楽シリーズ~デュオ・ベティーズ~を終演致しました。
前半は私のソロ(ピアノ伴奏と)後半はデュオ・ベティーズをピアノのピアノトリオで構成し私自身、集中力の使い方の違いの難しさ、又3人で出来た充実感と一人のソロの世界を思い切り前面に出せたという気持ちでいっぱいです。
今回ピアノをお願いした木米真理恵さんは2010年ショパン国際コンクールに出場され私は丁度フランス
金
03
2月
2012
先日は塙美里サクソフォンリサイタルに沢山のお客様にお越し頂きありがとうございました。
お陰さまで満員御礼。
当日は10年ぶりに再会した中・高の同級生、留学前以来の大学の同級生、先輩、等、私の支えとなってくれた方達にお会いする事が出来ました。
それから最近から親しくさせて頂いているダニイル君のファンクラブ会長さんの園美さん、イラストレーターのまりこさん、ファチオリのアレク社長さん、ライターさんの高坂さん、にもお会いしてお話させて頂く事が出来ました。
聴きにいらして下さった方はおわかりになると思いますが今回の仙川アヴェニュー、何よりもピアノとあの空間の響きに特徴があり、私はそれが大好きなのです。お客様との一体感も味わえ石造りの安藤忠雄さん設計の素敵な建物。ファチオリの温かい音色と共にリサイタルを出来たらどんなに幸せだろう。と一年前から願っていた夢がやっとかなったわけです。
しかも、運命的に1/13という日は2011年にダニイル君が仙川アヴェニューでデビューリサイタルをした日です。
今回、御縁があってダニイル君の曲を演奏させて頂いたのですがなんとも言えない至福の時間でした。
木
05
1月
2012
塙美里サクソフォンリサイタルの聴きどころその2は、これを語らずにこのリサイタルが開催出来るはずがない!という人の紹介です。
ピアニストのダニイル・トリフォノフ氏。
今となってはもうすっかり有名人で知らない人はいないんじゃないかな?というくらいですね。(知らない人!やばいですよ!聴いて~彼の音楽~♪)
もう何回も書いているので知っているとは思いますが私が初めて彼のピアノに出会ったのは2010年のショパンコンクールビデオアーカイブの一次。
魂奪われましたよ。
二次、三次、本選、その後のルービンシュタイン、チャイコン、全部聴きました。
全部全部共通して涙が出る程美しい夢のような音と
水
21
12月
2011
塙 美里 サクソフォンリサイタル vol.2
ロシア音楽の夕べ
2012年1月13日(金)18:30開場、19:00開演
仙川アヴェニューホール 共演:酒井有彩(pf)
しつこいくらい宣伝させて頂いているこのリサイタル、じゃあ、これ一体何なの?という事はまだあまり説明させて頂いていなかったのでこの機会に少しづつ書いていこうと思います。
まず、聴きどころのその①としては、
このリサイタル、私としては恐縮なくらいの豪華共演者&協力者揃い!
ピアニストの酒井有彩ちゃんは
ここに書ききれないくらいのプロフィールをお持ちで、
でも軽く書きますね。
文化庁新進芸術家在学研修員、明治安田生命文化財団より奨学金を得る。マルサラ市国際ピアノコンクール第2位、ロータラクト・ロータリー国際ピアノコンクール第3位、ブゾーニ国際、ジュネーヴ国際のセミファイナリストで現在ベルリン芸術大学でルヴィエとディーナ・ヨッフェに師事しています。
軽く書いても相当凄い!
初めて彼女と共演させて頂いた時はまだ有彩ちゃんがパリにいたころ、フランクのヴァイオリンソナタを弾いてもらいました。
合わせの時にどこからか高い声で「ふぅ~。う~ん」という音が聞こえてきて
最初に私は「?!」風の音か???!
と思ったのですがそれは彼女の音楽に対する呼吸でした。
彼女のピアノには魂がありその若さでは考えられない程の色気があります。
その魅力に今までころりと行ってしまった男子も多いはず。勿論女子も。
私もその一人なので。
フランクといえばピアニスト泣かせで有名ですがそれもそんな様子をまったく見せず私はピアノに前奏で明らかに食いつくされそうになった!
自分で言うのもなんですが私はピアノに対しては辛い口と思っています。
これまでに知っている人は知っているでしょうけど、いろいろなピアニストにはまってきました。今もはまってます。はい。
だから、魅力的だ!と本気で思えたピアニストはとことん好きになります。
たまにこうやって自分の世界に引きづりこんでしまうけど・・・(ごめんね~ありがとうね~(^_^;))
10代のうちからフランスに留学して苦労も多かった事でしょう。
そのせいかとってもしっかり屋さんで意欲的で素直で・・・。
今回はなんと一曲だけピアノのソロをプログラムに入れました。
まだ曲目は内緒ですがこれは私の大好きな曲でリクエストさせて頂きました。
テーマに沿ったこれもロシアものですが恐らく一般的な作曲家ではないので初めて聴く方も多いかと思いますがきっと皆さまにとってもお気に入りの曲になるのではないかと思います。
昨年の丁度今頃真冬のひたすら暗いフランスの空の下で良く聴いていた曲です。
太陽がほとんど顔を見せない冬のフランスの空。2月は特にうつ病になる人が多いのだとか。私は全くそっちの方に縁がなかったのですがそういう方の気持ちに思いを馳せて空を見た事もあります。
昨日有彩ちゃんがベルリンから飛行機で成田に到着し私の住む町まで来てくれました。
時間がもったいないので積もる話は後回し、とにかく音を出してみた!
久しぶりに彼女の泉の如く沸き出る生きた音の眩しい事と言ったら・・・!
なんだか嬉しくなってずっと気持ちが上がりっぱなしでした。
ぶっ通しで3時間半合わせをし、小休止。続いてグリンカへ、もう熱くて熱くて!笑
誰か氷を!
と言うくらいの音楽温度でした。
(ああ、又フランス行きたいなぁ~。とかも思ってしまったり)
普段は彼女は留学しているので日本で演奏を聴ける機会は少ないと思います。
是非彼女のピアノを味わって頂けたら私もうれしいです!
月
05
12月
2011
もうすぐクリスマスですね。
来る12/19に銀座のローズカフェ 黄門マルシェにてクリスマスコンサート~塙美里サクソフォンリサイタル・プレイベント~を開催させて頂く事になりました。
このローズカフェさん、店内は茨城の沢山の名産品とお料理も茨城の物で美味しいし、何よりお安く、銀座のど真ん中にこのリーズナブルさは凄いです!日替わり納豆も食べられますし、納豆ストラップが妙にツボで購入してしまった程。笑(納豆の容器を押すと中からオカメが出てくる代物)
しかも、これは私が用があり銀座に行った際にこのカフェの「茨城~」の文字が目に飛び込み、ふら~っと入っていったのがきっかけで、オーナーさんとお話させて頂いて息統合。すんなりと今回のイベントに行きついていまったというわけです。
前売り1000円
当日1500円
20:30開演
ワンドリンク付です!
私のお友達は当日でも1000円で対応可能だそうです。(申し出て下さい)
共演 石平彩香(ピアノ)
プログラム
・M.スコリック:スペイン舞曲
・A.シモネッティ:マドリガル
・D.ドボルザーク:ソナチネより第1楽章
・クリスマスソング
・I.ストラヴィンスキー:イタリア組曲より
他・・・
リサイタルの曲も少しだけお披露目します。続きは2012/01/13仙川アヴェニューホールでお待ちしております(^_^
私の心優しいサクソフォンのお友達、安井寛絵ちゃんと伊藤あさぎちゃんが私のリサイタルの事をブログに記載してくれました。ありがとうございます。チケットまだございますのでどちらも心よりお待ち申し上げております。
ピロリーヌのお仏蘭西な生活http://yaplog.jp/hiroesax0127/
伊藤あさぎのNANDEYANEN!!!フランス留学日記http://itoasagi.blog12.fc2.com/
土
26
11月
2011
今年の夏7、8月に起きた出来事も最近ではずいぶん昔のように感じてしまう。それだけ日本に帰る前と帰った後、沢山の出来事に追われていた証拠かもしれない。
まだ誰にも話していない事も沢山あるので追々このブログで公開してゆかたらと思う。
今回はその一つとしてこの写真は、7月にイタリアのパドバにコンクールを受けに行った時、コンクールの日程が終わった翌日に思い切って行ったミラノのドゥオモ。パドバから電車で1時間ちょっと。
想像よりは大きくなかったが、ドゥオモを囲んで観光客がわんさか溢れかえっていた。
町自体もさほど大きくなく全て徒歩で回れる距離。一日もかからずに観光し、カフェでぼーっとしたりと贅沢な時間を過ごした事を思い出す。ガス入りの白ワインが美味しかった事。フランスよりも圧倒的に美味しいケーキと食事が獲れるイタリアは私の大好きな国の一つ。その頃はあまりヨーロッパの良さを今ほど実感していなかったなぁ。
帰りの電車が遅くなってしまい、ちょっと不良風のお兄ちゃん達に絡まれかけたけど、なんとか打破。夏は22頃まで明るい習慣で時間の感覚がおかしくなってしまっていた。
木
10
11月
2011
2か月前パリに又行く機会に恵まれ、少し足を延ばしてイギリスのギルドフォードまでトリフォノフのコンチェルトを聴きに行ってきた。彼はこの夏チャイコンで優勝してからというもの、4日に一度のペースでソロ・リサイタル、コンチェルトの演奏会を行っている。私は9月の間でも彼の生演奏を聴くのは3度目だった。(サントリー、紀尾井、ギルドフォード)今回のギルドフォードではロンドンシンフォニーとゲルギエフの指揮によるものなので期待大!トリフォノフに関しては決して期待を裏切らない、いや、それ以上の事をいつもしてくれるので彼の演奏は本当に「毎回」新鮮で楽しみ。
この日も開演前に町に入り辺りを散策したが、少しの間ヨーロッパを離れただけなのに又こうして来てみるとヨーロッパは本当に美しいと感じる町並みばかり。ギルドフォードも例外ではなく、小さくてお洒落な小道がいくつもある癒される町並みだった。
会場のLive Gというところはオープンしたてでそのメインの演奏会としての催しだったらしい。会場の広さはサントリーくらい。開演前にワイングラスを片手に客席まで歩いてくる紳士やご婦人をお見かけして少し驚いた。(演奏の時に煩くならないといいなぁ~と思って)
さて、いよいよトリフォノフのコンチェルトがスタート。
いつものようにフレッシュな息吹のチャイコフスキー!その世界観にうっとり・・・
そのとき1楽章の中盤過ぎのあたりで突然辺りは暗闇に包まれた。
あまりにも急な出来事で最初は何が起きたのかわからなかったがどうやら会場の整備品の不具合による停電。
それからというものドラマのような展開が待っていた。
オーケストラの演奏はあやしくなり、落ちまくる人が続出。
唯一トリフォノフだけが演奏を完璧に続行した。オケのメンバーはライトを探しに行ったり、慌てふためいて演奏を止めてしまう人もいた。
真っ暗闇の中何事もなかったように弾きづつけるトリフォノフ氏に観客の注目は最高潮に達する。
1楽章後半はほぼトリフォノフ氏のソロ状態で終了。
と同時に観客からの惜しみ無い拍手とスタンディングオーベーションの嵐。
私も停電してからは祈るような思いで聴いていたがどこかトリフォノフ氏ならやってくれるに違いない。と心配はしていなかった。
ところが彼はこの時決して椅子から立とうとせず、お辞儀もしようとしない。
ずっと椅子に座ったまま。
あ、そうか、とこの時気づいた。
2楽章からもこのまま続行したいらしい。
この暗闇の中で・・・。
オケの団員は半ばあきらめさっさと舞台を去る人、観客も休憩の為にロビーに出る人、と会場がざわつき始めたその時、トリフォノフ氏がゲルギエフ氏に相談を持ちかけた様子。
その後おもむろに会場にショパンのワルツが響き渡った。
この会場の不安な気持ちとこのままでは終われないという彼の気持ち、全ての思いが詰まったショパンに皆それぞれが作業を止め聴き入った。
結局休憩後ステージと客席は同じライトの明るさで2楽章から続行したのだが、
私はこの日の事を一生忘れないだろう。
演奏家としての強い意思を見せつけられたような気がして目頭が何度も熱くなった。
トリフォノフ氏に関する名言
「一番大切なのは賞を獲っても気を抜かない事。もっと気を引き締めなさい」
何度も演奏した作品でもいつでも何かを感じ、ひらめきを大切にしなくてはいけません。それまでにどれだけ練習をしていようがステージに立てば新しい経験が始めるのです。」
「演奏中は”許せない事が起きた”と思うようにしている。」
土
05
11月
2011
今日は可愛いピアニストちゃんとリハーサルした後オペラシティにユリアンナ・アヴデーエヴァのリサタイルを聴きに行ってきた。彼女は昨年のショパンコンクールの優勝者ですが、私のピアノの友達はそれ以前にコンクールで一緒だったとか聞いていた。上手過ぎる子がいてびっくした!それが今思えばユリアナだったと・・・。スイスの音楽院でシェルバコフ氏に師事して、その秘密の手首の奏法がユリアナも本当にきちんと確立されていてその技術の裏付けを確信した。
そのピアニストの友達からもシェルバコフ氏の動画を見せらた事があるがなんとまあ、手首が柔らかい事・・・。
ユリアナに至ってはその均一された音色と中音域のアーテュキレが素晴らしい。
アンコールの最後ににショパンの一次のノクターンを持ってきた時にじんわりと感じるものがあった。音楽に25歳とは思えぬ大人っぽさがあり他のロシア人のピアニストにもそれは常に感じる事。逆に小ぶりで島国の日本を痛感。
彼女はショパコンを優勝した事が今でもピンと来ていないと言う。それはただ今までと何ら変わらず一つ一つのコンサートに全力で打ち込み、自分の演奏を高める事を一番大切にしているからだ。その飾らない雰囲気とでも繊細ではにかむ笑顔がかわいらしい彼女は私の憧れのピアニストの一人です。世間はこ一年、とても騒いだけれど彼女にとってはショパコン優勝も昨日のリサイタルも全て今まで生きてきた20何年間の糧であり、特別な事ではないような気がする。 これからもずっと彼女らしくあれば良いと願わざるを得ない、リサイタルだった。
日
30
10月
2011
サイト内のNews.Concertの欄にもありますように、今回日本に完全帰国して初のリサイタルを開催させて頂く事になりました。
留学中に体験した事ははかり知れず、是非このリサイタルで皆さまにお伝え出来たらと思っております。
私に一本の道を与えて下さった私の師匠、ジュリアン・プティ氏への恩返しの思いも込めております。
勿論まちまちだけれども誰もに才能があり、ひらめきとファンタジーがあると証明してくれた彼は私の恩人です。
リサイタルの詳細は多方面から追っていろいろと記載していこうと思っています。
心よりお待ち申し上げております。
チケット予約 misatosax@hotmail.co.jp
080-4083-6159
アクタスオンラインショップ チケット予約http://nonaka-actus.com/?prid=36287210
留学最後に住んだ町Croissy sur seineの、ある邸宅